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海外に向けたお手紙のポイント

シンプルな英語で大丈夫です!

難しい単語や複雑な文法を無理に使う必要はありません!

多少間違えたって通じます(もちろん程度によりますが…)!

アメリカやヨーロッパ主要都市での私的経験になってしまいますが、海外では、母語でない言葉に完璧を求める人はほとんどいない…という印象です。(たとえ母語だって、ファンレターに完璧を求めるだろうか…と思いますが…。)

もちろん、何も調べずにいい加減な単語、適当な文法で書けといっているわけではありません。私たちの大好きな南インドの俳優さんたちの慎み深く誠実で寛大な姿勢に対して、私たちも誠実に努力したいではないですか!

 

あやふやな単語は調べましょう。その単語を使った例文もちゃんと確認しましょう。

日本語⇔英語の単語のみの訳ではあっているように見えても、この文脈で使う言葉ではない、といったことが多々あります。

私は英語自体を仕事にしているわけではないのでそこまで詳しくありませんが、通常 "Weblio" やアルクの "英辞郎on the Web"といったweb辞書を使用して単語や例文の確認をしています。短くて簡単な文章ならこの二つでことが足りるでしょう。

長めの文章を書きたい時などは、段落単位で例文確認ができる ”Linguee”  がお勧めです。

お手紙の文章作成に限らず、ツイッターやFacebookなどのSNSでメッセージを作成するときにも簡単に利用できるGoogle Chromeアプリ ”Grammarly” も便利ですね。(Linguee・Grammarlyは、まいさむさんにご教授いただきました。ありがとうございます!)

ファンレターの書き方を解説してくれているサイトもありますよ。

https://www.wikihow.com/Write-a-Fan-Letter-(Preteen)

上記サイトは英語ですが、「ファンレター 海外 書き方」で検索すると日本語のサイトもたくさんヒットしますので、ぜひ参考にしてください。

(英語だけでなく、内容についても言及しているサイトが多い印象です。作文やお手紙作成の苦手な方にも参考になると思います。)​

素敵なカードに、短めのメッセージだけでもいいと思うのです。お誕生日だったら"birthday" "greeting" "phrase" 等で検索すると、山のように素敵なフレーズを集めたサイトが出てきます。

大きな愛も小さな愛も、愛があるなら伝えてほしい(とても喜ばれます!)。

完璧な英文を書くことにとらわれるあまり、手紙を書くことに挫折してほしくはありません。

”pilates” が "pirates" になっちゃっててもきっと文脈で読み解いてくれるでしょうし、”forward to 動詞ing” が "forward to 動詞" になってたって笑われることなんかありません。でも避ける方法のある間違いは避けたいものです。できる限りの努力はしましょう。

文化の違いについて

【謙虚な姿勢は美徳か?】

「つまらないものですが…」と、日本では改まってものを渡すときによく言いますね。引越しのときのご挨拶とか…。

これは、「あなたさま自身の価値に見合うお品など、ご用意できるはずもありません…このようなお品になりますが、お納めくださいませ」ということで、相手の価値を高めてみせるために使われるんですが、諸外国ではつたわらないことが多いです。(この謙遜が通じる国もあるのかもしれませんので、もしインド以外の国に手紙を書くことがあれば、調べてみてください。)

どうがんばっても「なんでそんなつまらないものをわざわざくれるの…?嫌いなの…?いじめ…?」ってなります。

プレゼントは、贈って喜ばれると想定したものを選ぶはず。なので、「つまらないもの」を贈られても意味が分かりません。受け取った側が「つまらない」と思うことはあるかもしれませんが、あなたは喜んでほしいと思っているのですから、素直にその気持ちを伝えましょう。

「つまらないものですが桜と富士山の絵を描きました。」ではなく「あなたが見たいといっていた、日本の桜と富士山の絵を描きました。いつかは日本に本物の美しい風景を見に来てください!」でいいんですよ、そう思って描いたのなら。つまんなくなーーーーーーーーい!!!!!!!!!!

(アート関係はなかなか自分を持ち上げるのは難しいと思うので、「私はまだまだ実力不足で、あなたはこの絵よりももっとずっとハンサム/美女だけど、今の私の全実力で描きました!あなたが気に入ってくれたらうれしいです!!!」でいいと思います…喜んでほしいという気持ちを伝えることが肝要なんですよ…。)

相手の文化や習慣ををつかみきれなくて、もしかしたら場違いなものを贈ってしまっているかもしれない…という場合もあるでしょう。そんなときも「つまらないものですが…」は使いません。だって一生懸命相手のことを考えて選んだ・作成したプレゼントです。「あなたの国の文化に詳しくないのでもしかしたらおかしなプレゼントになっているかもしれませんが、(日本人として)美しい/かっこいい/素敵なものを選びました/一生懸命作りました。喜んでいただけたらうれしいです。」と、素直につづってください。

手紙じゃないけど…食べ物は?】

食べ物は、企画への参加では基本送れないと思うのですが、個人的に送ったり、直接お会いしてお渡しする機会なんかがあるかもしれません。

もしそういった機会がある場合、できれば相手の好みやアレルギー・宗教的な禁忌があるかどうかをお伺いしてから購入しましょう。

日本は宗教的な感覚が薄い人が多いと思うのですが、インドはどうでしょう。私も実際行ったことがないので感覚が分かりませんが、分からないからこそきちんと確認したいところです。せっかくだからおいしく楽しく食べていただきたいですもんね。

 

あと、お渡しする物がどういう食べ物か説明して差し上げるといいと思います(口頭でもお手紙でも)。雛あられを送るなら、それがどういうお菓子で、いつ食べられるもので、なぜそれを選んだか、など。外国の食べ物です、興味半分不安半分だと思いませんか?

​お菓子に限らずですが、受け取る側の気持ちになって考えてみましょう~。

日本の贈答品は包装が素敵なので、喜ばれるようですよ。確かに値段が高くなくてもきっちりきれいに包装してくれるし、包装紙もきれいなものを選べるので、この部分はやったぜジャパン!って思います。(海外はほらもうそれはそれは…安いものは本当にそれなりなので…)

【個人情報をSNSにアップされるリスク!!!!!!!!!】

SNSでは素性を隠して生活している、忍者末裔の我々日本人には考えられないことなのですが… どうやらあちらの国の方々はうれしいと 個人情報を含めて 手紙やプレゼントをすべてをSNSにアップしてしまう…ことがあります…。もちろん人によります。あなたの好きな俳優さんたちはどうでしょうか?分かりませんよねえ…。一回目はたまたまアップされなくても二回目の手紙が琴線に触れてアップされてしまうこともあるかもしれません…分かりません…いつどうなるかまったく見当がつきません…。

 

お手紙には通常、「名前」「連絡先」「住所」「ハンドルネーム」等を記載しますが、SNSに個人情報をアップされるのが心配であれば、手紙の文面とは違うところに書くことをお勧めします。手紙の裏などでしょうか。ただし手紙のみをエアメールで送る場合は、封筒も一緒にアップされる可能性があり、その場合は本名が出てしまいます。ですので、SNSと本名がマッチしなければいいと割り切って、本名のみ書く、という形がいいかと思います。

俳優さんではありませんが、私自身も3回くらいそういう経験をしたので、「あちらでは、そういうのが普通なんだ…」と理解して、本名とあまりにもうきうきした内容は書かなくなりました…これはちょっと自己防衛も行き過ぎてしまった感があるので、皆さんは上記の対処法でいいのではと思います。好きなことを思い切り書いてほしいです…。

 

(「個人的なお手紙なので、SNS等にはアップしないでくださいね!」と書いておくのも手だと思います。なかなか切り出すのが難しいと思う人も多いのではないかと思いますが…。自意識過剰かな?という気持ちと、向こうの好きな風にさせてあげたほうがいいかな…喜んでいるんだし…という気持ちが沸いてきて、私は書いたことがありません。でも確実な方法ではありますよね。)

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